35歳会社員のメモ帳

35歳サラリーマンの"お金"や"くらし"のメモ帳です

投資の目的と目標金額

土日は市場が動かないので値動きを考える必要がないですね。今日は私が考えた売却時の思考法を整理します。投資には目的と目標金額があると思います。「何のために」「いつまでに」「いくら」必要かを考えるということです。目的が無ければ投資する意味がないですし、目標金額がなければ投資法も決められないと思います。

 

◆何のために

老後のため、早期退職のため、家を買う頭金のため、大学入学資金のため、結婚資金のため、お金の心配を無くすため…目的はさまざまあると思います。投資をするモチベーションになり、これを達成できるのであれば極論、投資をする必要もないのです。

また、これらはほとんどが期限が決まっていることに気付くと思います。老後のためなら65歳までに、家を買う頭金のためなら家を買う契約をするまでに、といった感じです。

 

◆いつまでに

3年後に、10年後に、18年後に、65歳までにといった具合にここは「何のために」が決まれば自然と決まります。漠然とした『お金の不安を無くしたい』という目的であれば、もっと細かく目的を決めて『◯歳までに◯千万円の貯める』『◯歳までに事業を起こすための資金を貯める』とすると良いかも知れません。

 

◆いくら

目的を達成するのに必要な金額です。目的が具体的であればあるほどここが正確な金額になりますが、金額が曖昧だと目的が達成できないという悲しい結末になってしまう可能性もあります。

何のために→いつまでに→いくら必要かという順番に考えると夢物語を具体的に落とし込んでいくことができます。仕事でも基本となる考え方ですね。とはいえ仕事の場合は経費ありきになることもあるのですが…ひとまず置いておきましょう。

 

私が重要に考えているのは期限までに金額が届く必要がある点です。つまりすべきことは「いつまでに」より早く「いくら」に到達することです。

例えば『大学資金のため子どもが18歳になるまでに600万円を貯める』と決めた場合、18年間年利5%の運用ができた想定で毎月1.72万円の積立をすればいいことになります。具体的に落とし込めましたね。

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ではこの投資を採用したとして、これは必ず18年間しなくてはならないのでしょうか?私の答えはNOです。なぜなら18年というのはあくまでタイムリミットを示しているに過ぎないからです。ここで重要になってくるのは金額が達しているかということになります。

例えば15年で550万円に達したとしたらどうでしょうか?あと3年で50万円を貯めれば良いことになります。1年で17万円なので毎月1.4万円の貯金で達成できます。積立金額より少ない金額で、しかもリスクの低い貯金で達成できるところまできました。こういう場合はもう投資を続ける必要はないと判断できますね。

 

これは積立Nisaでも同じだと思います。20年間非課税ならば20年すべき!という意見が大多数です。長期的に見て右肩上がりなら20年間続けるほうが利益は最大化されますからね。ただ、株式投資はリスクがあります。20年目で大暴落に見舞われることはあるでしょう。積立Nisaを頼りにライフプランを設計しているとそのプランが総崩れになってしまう危険もあると思います。

出口での大暴落は問題ない、課税口座で投資を続ければいずれはプラスになる。その意見もわかりますしおそらく間違ってないと思います。でもそれは出口時点で積立Nisaで膨らむであろうお金を頼りにしていない人の意見ですよね?なんかそういうデータあるんですか?(ひろゆき風)

要は期限が決められた目的に使うお金ならば、期限に縛られることなく見込んだ金額になった時点で利益確定して安全資産にまわして確保した方が暴落という致命傷を避けられるよね、ということです。書いてみると当たり前なことでしたね。すみません…。

 

なんだかうまくまとめられませんでしたが「期限よりも金額が重視されるよ。欲をかいて金額足りなくなったら嫌でしょ?」ということです。

同世代のみんなも目的に愚直に向き合いましょう!